【天城高原】ペルセウス座流星群(静岡県伊豆市)
毎年8月半ばに見られるペルセウス座流星群。
今年は月が夜に沈み条件が良いので観測に出かけました。
ペルセウス座流星群とは
概要
スイフト・タットル彗星が母天体の流星群で、三大流星群の一つとして知られています。
1時間に50個程度の流れ星を観測することが出来ます。
時期
7月の下旬~8月の中旬に観測され、8月13日前後が極大期となります。
夜が更けるにつれて放射点が高くなるため、日が沈んだ数時間後~明け方までが狙い目です。
ペルセウス座流星群の観測へ
観測場所探し
極大期に合わせて8月13日に見る予定でしたが、関東甲信地方の山間部は広い範囲で曇りの予報。雲の切れ間から少しでも見れそうなところを探した結果、伊豆方面の天城高原ではほとんど雲がかからない予報だったので、ここで観測することにしました。
ちなみに、私は天体観測に行く際に、SCWという天気予報サイトで雲の動きを確認して場所を選んでいます。
SCW天気:https://supercweather.com/
満天の星空と流れ星
車を降りると満天の星空
天城高原に向かう道中では天気予報通り空は晴れていたため、期待が高まります。
そして無事に観測地点となる駐車場に到着し車を降りると、その瞬間に満天の星空が広がりました。
肉眼でも天の川を見ることができ、有名な夏の星座もハッキリしてきました。
駐車場には明かりはついておらず、木で囲まれているので公害も少なかったです。
(東方面は熱川や伊豆稲取などの光が見えますが、影響はあまりありませんでした。)
カメラをセットして観測開始
駐車場は広く、他の方も駐車場で観測していたので、私も他の車の邪魔にならなさそうなところにカメラと椅子を置いて観測しました。
カメラはセッティングさえしてしまえば自動で撮影してくれるので、時々様子を見ながら自分も空を見上げます。
ただ空を眺めているだけなのに、時間を忘れて気づいたら3,4時間ぐらい経っていました。
今回は数十個の流れ星を見ることができましたが、私の視界に入らなかった流れ星もあったので、実際はもっとたくさんの流れ星が流れていそうです。
当日の気候
標高約1,000m程度なので普段より涼しく、夜は20度ぐらいでした。
半袖1枚だと少し寒いかもしれないので、上着が1枚あると安心です。
観測場所の情報
今回は伊豆に位置する日本百名山、天城山の登山口にもなっている天城高原ハイカー専用駐車場で観測しました。
ルート情報
御殿場方面からのルート
御殿場方面からの場合、伊豆縦貫道路 修善寺IC→一般道→伊豆スカイライン 冷川IC→天城高原IC→天城高原ハイカー駐車場というルートになります。
天城高原IC以降の道は山の中を進むことになりますが、道幅は広いので初心者でも問題なさそうです。
ただし、この辺りの道は鹿が飛び出してきたり道に居座っていたりするのでぶつからないように注意が必要です。
料金
伊豆縦貫道路は普通車200円、伊豆スカイラインは220円でした。
ETCは使えないので、現金精算となります。
なお、帰りは料金所に係員がおらず、「そのまま通過」という看板が立っていて無料で通れたので深夜はお金がかからないようです。
駐車場
駐車台数は約100台で、20時頃に到着した際は半分程度埋まっていたように見えました。
駐車料金は無料です。駐車場にはトイレがあり、夜間でも利用可能のようです。
夜は駐車場で天体観測をしている方がいるので、ぶつからないように注意が必要です。
暗くて入り口がわかりずらいですが、以下の写真と記事最下部のマップを参考にしてみてください。
まとめ
天気が心配な中での観測になりましたが、結果的に雲一つない満天の星空で流星群を見ることができました。来年、再来年のペルセウス座流星群は観測条件が良くないようなので、今回たくさんの流星群を見ることが出来て良かったです。
今回観測地点に選んだ天城高原ハイカー駐車場は、比較的アクセスしやすく、整備されていて人も多いので、普段星を見ない方にもお勧めできる場所です。
流星群の時期でなくても、月明かりがない日なら満天の星空を眺めることができるので、日常を忘れたい時に行ってみてください。