【農溝の滝・養老渓谷】夏の渓谷美を堪能(千葉県君津市・夷隅郡)

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こんにちは!
今回は千葉県にある農溝の滝と養老渓谷の紹介です。
緑が濃くなった夏の渓谷美を感じながら散歩してきました!

農溝の滝

農溝の滝とは

概要

農溝の滝は千葉県君津市の清水渓流広場内に位置する滝です。
滝までは遊歩道が整備されており、滝だけでなく新緑や紅葉も楽しむことができる他、6月には蛍も見ることができるそうです。
SNSでは滝が流れるトンネルの外から光が差し込んだ光が水面に反射されてハート型に見えることで有名になりました。この光景は3月や9月の早朝に見ることができます。

人の手によってつくられた滝

農溝の滝は自然に出来た滝ではなく、川廻しという手法で人の手によってつくられた滝です。
川廻しとは、付近の水田に水を引くために蛇行した川の流れを直線的に変える工事のことです。
この工事によって川の流れがショートカットされるため、上流から下流をつなぐ際に段差ができ、滝のような流れができるという仕組みです。農溝の滝は、山の中に水を通すためにトンネルを掘ったことでできたのです。

滝の鑑賞と遊歩道歩き

最寄りの駐車場から農溝の滝までを1週できる遊歩道が整備されていて、5分ほどで到着します。ただ、滝を正面から見るには湿った土の上を歩いたり、水の流れを跨がないといけないのですべりにくい靴を履いていくと良さそうです。
落差のある滝ではないので、迫力のあるものではないですが、トンネルの奥に森が見えたり、差し込んでくる光が他の滝にはない神秘的な感じがします。

初めて見る鳥がいました。帰ってネットで調べてみたらおそらくバリケンという鴨の仲間のようです。

帰りの道は木道です。こちらの道は足元にも植物が広がっています。
木道を10分ぐらい歩くと駐車場に戻ってきます。出口では駐車場の隣にあるカフェの方がアイスを試食させてくれました。

養老渓谷

養老渓谷とは

養老渓谷は房総半島の中央に位置し、養老川によって形成された渓谷です。特に秋の紅葉の時期には色づいた葉と滝の組み合わせが綺麗な場所です。
渓谷の周辺は房総半島最大の温泉郷としても知られており、宿泊施設や日帰りでの温泉でゆっくりすることもできます。
今回はそんな養老渓谷の滝めぐり遊歩道を、粟又の滝を起点に散策しました。

滝めぐり遊歩道は数年前の台風の影響で道の一部が崩壊してしまい、万代の滝より奥には行けませんので訪れる際は注意してください。

木々に囲まれた養老川のほとりを歩く

町営の粟又駐車場に車を止め、5分ほど養老渓谷の方向へ歩くと、山猫という名前のアイスクリーム屋に到着します。このお店の隣に粟又の滝へ向かう道があります。
道は整備されていますが、濡れている石や土の上を歩くので歩きやすい靴で行くと良いです。
この道を5分ほど歩くと粟又の滝に到着。

粟又の滝は幅が広く、前日までの雨の影響で水量も多かったため迫力がありました。
滝の下ではたくさんの子どもが水着で水遊びをしていました。

蝶が滝の水を飲みにきていました。黒く大きい羽が優美です。

粟又の滝を鑑賞し、滝めぐり遊歩道を歩き進めます。
粟又の滝付近は水遊びをする人たちで賑わっていますが、歩き進めるにつれて人の数がへり、水の流れる音を聞きながら静かに歩くことができます。
木々が夏の濃い緑色に染まっていて、これこそ夏の渓谷美という雰囲気です。

岩から滴る水で濡れた葉が綺麗でした。

しばらく遊歩道を歩いていくと、千代の滝に到着します。
切り立った崖から垂直に落ちる滝と、そこから養老川に下り坂を伝って流れる滝の二段構えです。私は山登りもするので、千代の滝で奥の景色が見えた時に、養老渓谷を構成している森がどんな森なのか、とても気になり歩いてみたい気持ちになりました。

千代の滝

千代の滝からまた歩き進めると、次は万代の滝に到着します。
この滝は落差が10mほどありそうで、滝の目の前に行けるので迫力がありました。

万代の滝。親子が遊んでいるのを見て、「夏休み」という雰囲気と懐かしさを感じました。

上記の通り、現在滝めぐり遊歩道は万代の滝の次の滝までは歩けない状況なので、ここで引き返します。

滝めぐり遊歩道では木の美しさや滝の迫力だけでなく、都会ではあまり見ることのできない川の生き物や綺麗な蝶・蜻蛉なども見ることができ、たくさん自然を体感することができました。

黒い羽と鮮やかな体のコントラストが綺麗なハグロトンボ。

アクセス情報

農溝の滝

ルート情報

今回はアクアラインから木更津経由で向かいました。
木更津JCTから館山自動車道で君津ICで降り、そこから国道92号線で約40分です。

駐車場情報

清水渓流広場に3つの駐車場があり、合計126台分のスペースがあります。
駐車料金は無料です。
私は11時ごろに到着し、ギリギリ農溝の滝から一番近い第一駐車場に止めることができました。

養老渓谷

ルート情報

養老渓谷といっても範囲が広いため、今回車を停めた町営粟又駐車場のアクセス情報を記載します。
農溝の滝から向かうと約30分ほどで町営粟又駐車場に到着します。
木更津方面から向かう場合は、首都圏中央連絡自動車道の木更津東ICで降り、そこから約40分です。

駐車場情報

37台分の駐車スペースがあります。料金は500円です。駐車場には公衆トイレがあります。
私は昼過ぎに到着し、ほとんど空いていました。この駐車場以外にもいくつか有料の駐車場があるようです。

まとめ

農溝の滝、養老渓谷ともに夏の暑い時期に自然とともに涼を感じられる場所としておすすめです。避暑地ではないので、首都圏の街より少し気温が低いぐらいではあるのですが、緑に囲まれ、水の音を聞きながら歩けるので、気持ちも落ち着いて体感温度は気温以上に低く感じました。
養老渓谷では水遊びもできるので、子どもをつれて家族全員で楽しむこともできそうでした。

名称:農溝の滝
住所:〒292-0526 千葉県君津市笹
アクセス:館山自動車道 君津ICより約40分
営業時間:24時間
料金:無料
駐車場:126台(無料)
参考:きみつの観光情報(外部サイト)

名称:養老渓谷
住所:〒298-0277 千葉県夷隅郡大多喜町粟又
   (駐車場:〒298-0277 千葉県夷隅郡大多喜町粟又157)
アクセス:首都圏中央自動車道 木更津東ICから約40分
営業時間:24時間
料金:無料
駐車場:町営粟又駐車場 37台(500円)
参考:養老渓谷観光協会(外部サイト)

はる
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自然が作り出す景色や四季を感じられる場所を巡っています。
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